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2023年度の久良岐母子福祉会の事業計画のスローガンとして「地域で保育・養育・子育てしよう」を掲げたものの、日常の業務も忙しい中で簡単に地域に向けて「何か」を起こしていくのは簡単なことではない。

 

想いはあるもののどこから、どのように始めたらよいのかといったノウハウもなく、手探り状態で半年間試行錯誤を続けている。

 

そんな現状の中、各施設の職員だけでなく、施設を側面的に支えてくれているステークホルダーの皆さんにも集まってもらい合同の研修会&対話のセミナーを開催しました。

 

ゲストスピーカーは横浜市の共創におけるキーパーソン二人。横浜市政策局の関口昌幸さんとYOKOHAMAリビングラボサポートオフィスの河原勇輝さん。

 

 

個人的には何度も一緒に活動させていただいているお二人だが、久良岐の現場職員とは初顔合わせ・・・どんな化学反応が起こるのか楽しみだった。

 

関口さんからは横浜市の現状を俯瞰した視点と具体的なデータを使って、これまでの思考や常識を変えていきながら社会課題の解決を図るといったパラダイムシフトを起こしていく必要性と 久良岐が忘れてはいけないマインドの大切さを熱く語っていただいた。

 

それを受け、河原さんはご自分の体験や今まで行ってきた社会課題というよりも、相手の温度がわかるようなローカルな地域課題に向き合っている生き様をお話しいただいた。

 

中途半端な保育福祉の専門家の講義よりもずっとリアルで刺激的なトークは聞いていた職員の心に何かしらのスイッチを入れてくれたのだろう、その後のグループでのトークはとても活発なものになっており、一緒に議論にかかわっていただいたステークホルダーさんとの関係ももっと違ったステージに建てたのではないだろうか。

 

12月には各施設からの地域福祉実践発表が行われます。

 

小さな一歩かもしれませんが今日の一日が大きなターニングポイントになるような気がしています。


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松山ケンイチ・長澤まさみ主演の『ロストケア』を観てきました。

訪問介護サービスに献身的に従事する松山ケンイチが高齢者42人を殺害したという内容の映画だ。

 

 

正直なところ映画を観るべきか、観ないほうが良いのか迷っていた。

なぜなら、障害者施設に勤務し、介護サービスに従事していた植松聖死刑囚が障害者45人を殺傷した「やまゆり園事件」と重なるところが多く、さらに、この映画の主人公も確信犯として殺人を行っている内容だとすると冷静に映画を観ていられるだろうか?と思っていたからだ。

 

やまゆり事件と共通項が多いと思っていたが、映画が始まってすぐに、これは別の次元で僕らに問われているものがあることはすぐに分かった。

 

映画で松山ケンイチが演じる犯人は、純粋に介護に打ち込み、そして、周囲から一目も二目も置かれています。

つまり介護のプロとして仕事をしている。

そして、障害者に対し優勢思想をもとに勝手に殺していった植松死刑囚の差別の思考とはあきらかに違って、映画『ロストケア』は安楽死や尊厳死に関わる話なのだ。

 

 

しかし、そうだからと言って人を殺めてよいわけがない。

福祉のプロである彼が、なぜ、「救い」のためにロストケアという選択をしてしまったのか?

そして、観ている僕らはこの殺人犯に共感の感情が生まれそうになるのか・・・

逆に長澤まさみが演じる検事の正しい言葉が、正しく僕らに響いてこないのはなぜなのか?

 

保育や家庭福祉の分野でも起こる「虐待」もそうだが、ただ間違っているという言葉だけでは片づけられない。

 

そこには家族関係、経済状況、当事者の生い立ち、そして、今の社会制度などなど、僕らは一人ひとり異なった状況を抱えて生きている。

その状況の中で正常な判断ができなくなってしまう可能性に僕らは共感してしまうのだ。

 

外部とのつながりがなくなり、SOSが届かなくなったら・・・それが想像できてしまう時代だから、この映画が成り立つのだと思う。

子育てする親も 障碍を持った人や高齢者と暮らす家族も日常生活から一つでも歯車が狂えば、子育てや介護という行為が苦しくなり

その対象者が「ただ居てくれる」という当たり前に疑いを持ってしまうのだ。

 

支えが必要だ、あらゆる孤立をなくしていかねばならない。

そんなことを考えさせられる映画でした。


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「話合いの時間を10分伸ばします」

コンプライアンス委員のT先生の声が小さく響き渡る。

 

昨晩は職員会議、会議終了予定時間を20分越えていたが僕らは話し合いを続けた。

 

テーマは「静岡の事件から私たちは何を教訓として学ぶべきなのか?」

 

 

園児への暴行や不適切な対応があったことも問題だが、それに気づきながら誰かに言えない相談できないという状況がだんだん明らかになってきた今、自分事として対話の時間を取ろうということになったのだ。

 

まずはグループで話合い、そこで交わされた言葉を全員でシェアした。

 

「お昼寝の時間帯に隣のクラスで子どもの泣き声が聞こえたとき、私も一人で子どもたちを見ていて助けに行けなかった。あとから大変だったねと声をかけたけれど・・・」

「先輩である私が不適切な対応をした時、若手の職員が指摘できる関係性って・・・」

「価値観や保育観の違いを言い合える機会も必要かも」

「今までこうやってきたから・・・を当たり前にするのではなく絶えず点検し続けなければならない」

 

 

明確な答えが出たわけではない。でも、様々な不安や戸惑い、揺らぐ気持ちを真剣な表情で聞きあう姿がそこにはあった。

 

僕は総括として「人は誰でも子どもをコントロールできない時には、自分のココロもコントロールできない状況になる。ご飯を食べてくれない。お昼寝してくれない。片付けしてくれない。話を聞いてくれない。何度も何度も友達のおもちゃを取ってしまう・・・これらの行為は子どもにとっては意味がある行為だが、子どもの状況を見ずに解決しようとした瞬間に子どもの行為はすべて『問題行動』となり、その行動をコントロールすることが保育士の仕事に感じてしまう。自分の正しさ(正義)を示すために行動し始めるたときには人は非道なこともできてしまう。大切なのは起こっていることを関係性の中で見ていくこと。モノとヒトの関係をどのようにしていくか問い続けるしかない。」

 

社会は防止のための具体策を提示することを希望するのだろう。

でも、感情労働でもある保育の営みを部分的に切り取り改善を目指すという単純な思考は別な問題を生む可能性もある。

僕らは目の前に起こるすべての現象に対し、地味に対話を積み重ね最適解を求め続けるしかないのである。

 


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昨晩の天体ショーは最高でしたね。寒さも忘れて興奮しました。

 

保育園のテラスのプチ観察会の様子を写真でパチリ。

 

 

そこには「わたし」と「あなた」と「もうひとつ」という三項関係が出来上がっていました。

 

モノを介して人と人が関係を結ぶという能力と大切さ・・・

 

 

400年前も今も変わらないよな〜と思った瞬間でした。


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SDGsに関する講演・講座を全国各地で実施し、その高い満足度の高さからあらゆる分野から引っ張りだこの横山泰治さんを招いて「人権とSDGs」研修を実施しました。

 

 

週末の勤務後に3時間というう長丁場の研修ということもあり、ウキウキした気分で研修に参加する職員などいないと思うのだが、トーク開始後15分も経つと横山さんのエネルギッシュな話に前のめりになってメモを取り出す職員が表れだし、そして、35分後にワークが始まると部屋中で沸き起こる対話・対話・対話。

 

 

 

SDGsのシミュレーションゲームということを忘れ、自分のチームの目標の達成を目指していたが、途中から世界の状況を鑑み、全体の利益のために協同していく変化には、一人だけでなく多くの職員の中に気づきが生まれたからだろう。

 

単なる自己犠牲でもなく、誰一人取りこぼさず、誰一人欠けることなく世界を構築していこうというエネルギーのベクトルが合ってきたときの気持ちよさは、現実の保育実戦でもぜひとも実現していきたいと感じる場面でもあった。

 

 

ちょうど3週間前のワークショップでも語られた「情報(事実)の共有」と「自分起点」というワードが今日も登場してきた。若手もベテランも自分の持っているものを活かしきることがマルチベネフィットに繋がることが感じられたのであれば最高だ。

 

 

あっという間の3時間でしたが、それも横山さんのファシリテーション能力のなせる業だろう。

 

一方、その力を活用し自由闊達にワーク出来たのは間違いなく、うちの職員の力と特性だと思う・・・この力を結集、活用できればくらき永田の保育の未来は明るくなると感じた研修でした。

 

 

 


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毎年園庭のプールが片付けられる頃になると行われるのが水と土の祭典、通称『泥フェス』だ!

 

泥だらけになって褒められることはあっても怒られることはないという人気イベントです。

 

 

 

どうですか? 気持ちよさそうでしょ。

 

​​​​​​​

 


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とうとう58歳になっちゃいました。

 

さて、職員や子どもたちから「おめでとう」の言葉シャワー、そして、沢山の暖かいメッセージやお祝いの言葉ありがとうございました。皆さんの顔を思い浮かべながらひとつひとつ大切に読んでいるだけでココロのガソリンが満タンにチャージされ明日からも頑張っていけそうです。毎年この日になると、自分がどれだけたくさんの方々に支えられて生きているかを強く感じます。感謝の意味とこれからもお付き合いいただく皆さんに今日の気持ちを残していこうと思います。ジミー大西、出川哲郎、内村光良、近藤真彦、稲葉浩志、堤真一、阿部寛、高橋克典、キアヌリーブス、ニコラスケイジ、三原じゅん子、杉田かおる、薬師丸ひろ子・・・同い年の皆さんもいろいろなことを考えながら58歳の誕生日を迎えているのでしょう。

昨日の朝、年長児のH君がつまらなそうな顔をして事務仕事をしていた僕のところにやってきて「えんちょうせんせい〜、なんかおもしろいことしようよ」と話しかけてきました。続けて、「ぼくさ〜、あそんでたんだけど、おもしろくないんだ〜」・・・な、な、なんて哲学的な発言・・・「遊んでいたけれど、楽しくない!!」

保育の神様が58歳にもなって保育の核となるものを掴んでいない僕に何かしらの気づきを与えるために素晴らしい言葉をぶちかましてくれたのかもしれない!

僕はパソコンから手を離し、H君に「じゃあ、おもしろいことやるか!」と声をかけるとH君は僕の手を引っ張り「うん、じゃこっちきて!」と園庭へ。

園庭に行くと男の子たちはセミ取りに一生懸命、一方H君は僕が以前作っていた竹の水鉄砲(分解された)を手渡され、これやってみてというあ〜、水鉄砲の使い方がわからないことが「つまらない」の原因だったのか思い、H君に竹の水鉄砲に水の吸い上げ方の見本を見せ、ぴゅーっと水を空に向けて発射して見せた。これで、水鉄砲をつかって遊びだすだろうと思ったら、H君は「えんちょうせんせい、まって」と言って水鉄砲をビオトープ池に持っていき、浮かんでいた葉っぱを吸いつけたり、水の中に水鉄砲を発射してオタマジャクシを脅かしたりしている・・・鈴鉄砲の遊び方をアレンジして面白いことをやっているではないか!!

「H君!! めっちゃ面白いじゃん」とついつい声を上げると、ニコッと笑い「そうでしょ」

H君は竹の水鉄砲の新しい遊び方を面白がれる人を探していただけなんだ!!

高杉晋作は「おもしろきなき世をおもしろく、すみなすものは心なりけり」といったが、面白き世にするためには「面白がる仲間」が必要なのかもしれない。

僕のようなちっぽけな人間にできることなどたかが知れているかもしれないが、これからも皆さんと面白き世を作るためにあらゆる出来事を面白がっていきたいと思う58歳の夜でした。

 


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アスペングローブの福本夫妻の紹介で小田原の薗部産業さんで大人の社会勉強。

 

車を降りると目に飛び込んでくるのは欅(ケヤキ)、桜(サクラ)、橅(ブナ)など様々なビルのように高く積み上げられた木材の山・・・その山の中から現れたのが、今日、案内をしてくれた薗部弘太郎さんだ。

 

 

積みあがった木を眺めていると、早速「木の乾燥」に関しての熱いトークが始まる。乾燥段階に応じて変化させていく場所や乾燥方法・・・それを聞くだけでも唸ってしまうのだが製材から加工、そして塗装まですべてを行う薗部産業さんのモノづくりのこだわりは、もちろん乾燥だけでは終わらない。

まず、驚いたのは加工に入る前の製材・・・この段階から目利きというか僕ら素人ではわからない木の中身を読みお椀適した部分を切り出していく。

 

その四角い木の塊は「荒加工」するのだが、そこで使う刃物だけでなく、それぞれの加工の場所で使われる刃物は全て職人さんが鍛冶場で鉄を打っているだけでなく、一回一回の作業中にも刃物を研いでいるのだ。

そして、倉庫に並んだ機械たちも職人さんに長く使われていることからか独特の重厚感を持っている。

次に案内されたのが「人工乾燥室」削りの段階ででた木くずを燃やして煙で勳しながら水分の含有量を減らしていくことで強度を高めるのだという。

 

日本がまだ世界の工場だったころ湿度の違うアメリカに輸出していた時の失敗事例から学び、このような乾燥方法を編み出し、割れないお椀が出来上がったという。

そして、人工乾燥が終わった後に日を当てず、川から吹いてくる風によって2か月、日陰乾燥させる。

そして、木地師と呼ばれるベテランの職人さんの手により仕上げが行われる。

鍛冶場で打ったであろう刃物が壁一面にかけられており、それを使い分けながらお椀が出来上がっていく・・・見た目もキレイな仕上げだが触ってみると驚くほどの滑らかさ。

そこからは、漆やウレタンでの塗装工程だ。

まるで無塗装ではないかと見間違えるような器や皿も実は4回も塗りを行っているらしい。

弘太郎さんの解説を聞いていて感じるのは「木の器」に対する熱い想いの強さだ。

 

 

表面的に聞いてしまうと「循環型の経営」とか「SDGs」といった流行りの言葉になってしまいそうだが、70年以上にわたり続けている仕事への誇り、お客さんへの責任感、良いものを作ろうというプロ意識・・・言葉の端々から伝わってくる想いと器になるまでの「木と人の物語」は聞いていて実に心地よかった。

 

こんな薗部産業さんで「器になれなかった端材」を子どもたちの表現活動の素材として是非、活用していきたい。

 

 


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保護者からたくさんの絵本をいただきました。

 

 

コロナの感染防止のため、おもちゃや絵本も消毒の回数も増えたこともあり教材の劣化が早いという問題を保育園は抱えています。

 

また、乳児絵本は人気がある絵本ほどボロボロになるまで愛されるので定番の絵本は複数本化しています。

 

今回いただいたものは乳児の名作絵本と言われるものが多くそれにも感激しています。

 

子どもたちが手にするものは「安全なもの」そして「質の良いもの」を提供していきたいと考えていますのでありがたく活用させていただきます。

 

 


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