ブログなんてものは毎日書いていると、サラサラっと書けてしまうものだが、数日間サボってしまうとネタはたくさんあるのだが、逆に何を書いてよいのか悩んでしまう。
僕には休養や充電期間より、クオリティは低くても継続する方が性にあっているのかもしれない。
さて、数日前にコンビニで日焼け止めクリームを購入しようとした時のこと、10名くらいの高校生か大学生くらいの男女が、ドカドカドカと店に入ってきて、化粧品等の日用品が置いてあるコーナーに群がった。
オッ!! あった!あった!
その集団のおかげで、日焼け止めクリームの在処がわかったのだが、なんだか、その集団が気になって眺めていると、彼らは集団で数個のコンドームを購入していった。
日陰者だったコンドームがいつから美しくデザインされブランド物としてコンビニに置かれたのか知らないが、僕らが学生の頃は薬局の専売品として購入するのにも勇気が必要な商品だった。
一方、僕は有名なコンドーム関係の会社に勤めている父を持つ女の子と付き合っていた時期があるので、実はコンドームについては詳しかったりする。
彼女からはいろいろなことを教わった。
エジプトのツタンカーメンの埋葬物の中には彼が使用していた”ペニスキャップ”が入っていたこと。
コロンブスが新大陸を発見した時のお土産として梅毒を持ち込み、ヨーロッパでコンドームが普及したこと。
日本初のコンドームの商品名は「ハート美人」であること等々。
しかし、そんな知識がどうでも良いくらいに、僕にインパクトを与えた忘れない言葉がひとつある。
「コンドームをすれば、エイズの人ともセックスできるんだよ!」
1987年 神戸で女性のエイズ患者が亡くなった年にである。
彼女は、避妊の道具として裏街道を歩いていたコンドームに病気予防を超えた思想を持っていたのだ。
女性の強さには敵わない。
その考えは今も変わらない。