保育園で嘔吐の症状を訴える子どもが増えてきた。地域ではノロウイルスが流行しているという用心しなければ・・・。

今日は冬の病気について論じてみたい。

考えてみると、菌やウィルスなんていうのは空気中いたるところに蔓延しているわけで、その中にいて、病気にかかる人とかからない人がいるということは、かかりやすい人とかかりづらい人がいるということだ。

大根やカブやジャガイモやほうれん草など、いろんな種を同じ土にパラパラと蒔いた時に、どれが芽吹くか、また、どれが繁殖するかは、その土の質に拠るように、ウィルスやら菌やらがカラダの中で繁殖するかどうかは、カラダの質によって変わるっていう発想に立ってみよう。

ようするに「病気にかかりやすいカラダ」というものがあるとしか考えられない。

たとえば、空気中の菌やインフルエンザを全滅させるわけにはいかないので、まずそういうものが繁殖しづらいカラダを作って、更に、その上で手洗いやうがいなど、いわゆる予防対策をしていかねばならないということ。

では、具体的にどうするか??

お奨めしたいのは「水分を摂って、カラダに水が満ちた状態にすること」

これだけ!

冬の乾燥した空気は予想以上に僕らのからだから水分を奪っており、その乾きによるからだの変動はないがしろにできないくらい大きいのだ。


洗濯物の乾きかたを考えれば判るだろうが、日なたにしばらく干しておくとあっという間に乾く。

カラダだって同じ、僕らが気がつかないだけで、かなりの勢いで水分が蒸散し渇いているのだ。

更にこの渇きは単純ではない、夏の渇きと違って、純粋に水分だけが減っていく。

夏の渇きは汗によるものなので、水分だけでなく塩分などさまざまな成分と一緒に排泄されるのだが、冬の渇きは水分だけが蒸発していくのだ。

だからカラダは水分だけが極端に減り、その影響で血液がどろどろしてきたりして、頭が痛くなったり、気持ち悪くなったりするらしい。

ようするに冬の病気対策のポイントは「カラダの水不足解消」なのだ。

ちなみに冬の間は「寒の水」といってとにかく水を摂ることが大切。


二十四節気では、「小寒」(寒の入り)から「節分」(立春の前日)までの約1ヶ月間(1月5日頃〜2月3日頃)を「寒(かん)」と呼び、一年中でもっとも寒いこの時期に汲み置いた水のことを、「寒の水(かんのみず)」と呼ぶ。

昔から「寒の水は腐らない」として、酒や味噌などの発酵食品の「寒仕込み」に使われてきたり、あるいは健康に良いとされてそのまま飲んだりされてきたんだけれど、それは微生物や細菌が少ないから水質が良いというだけでなく、僕らのカラダそのものが「水分を必要としている」ということも関係しているのだ、きっと。

インフルエンザだろうとノロウィルスだろうと、あるいはどんな菌が流行しようと、僕らにできることは、まずそのようにしてカラダという生態系が健やかであるよう整えておくことである。

今日から、皆さん騙されたと思って、 水分を多めに摂りましょう。

 


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