看護師の池田先生が7月の実践発表会の原稿を必死になって作成している。


 
テーマは「表出の弱い子どものがどのように関係性をとれるようになるのか?」
 
2度ばかり原稿をチェックしたが、ポイントの一つは「不安」を「安心」に変えること。
 
実践発表の事例とは異なってしまうが、多くの保護者は自分たちの子どもが、「病気にならないよう」「落ちこぼれないよう」「人に後ろ指を指されないよう」「人に否定されないよう」「苦しくならないよう」「貧しくならないよう」「みんなから阻害されないよう」「ケガをしないよう」に必死である。

そこには「不安」があるから。

だからついつい勉強しなかったら落ちこぼれるんだよ、不幸になるんだよ。
汚いものに触ったら病気になるんだよ。
歯を磨かなかったらバイ菌が増えて歯が腐ってしまうんだよ。

知らない人に近づいたら連れて行かれちゃうんだよ・・・などと言ってしまいがち。

「育てる」とか、「納得させる」とか、「信じる」とか、「任せる」とか、「待つ」という視点が欠落し、親の指示通りに行動するように求めてしまう

そして、その際使われているのが、上に書いたような「恐怖心」を与える方法と、「言うことを聞かないとゲームを取り上げるよ」などというような「脅迫」と、「○○したら△△してあげるよ」というような「取引」や「誘惑」という手法

ちなみに、
「恐怖心」を与えて行動や判断を誘導するのは「詐欺師」の得意技

「脅迫」は「独裁者」の得意技

取引」と「誘惑」は利益を求める「政治家」や「商売人」の得意技なんて言ったら怒られちゃうかな?

いずれにしても、そこには「どうやって子どもを管理するか」という視点があるばかりで、「子どもの心と、からだと、知性を育てる」という視点が感じられない。

当然のことながらそのような子育てを受けている子どもは、「安心」や「自信」を育てる事が出来なくなり、常にそれらを他者に依存するようになってしまう

お金があると安心。
薬やサプリを飲んでいると安心。
成績が高ければ安心。
よい子なら安心。

みんなと同じことをしていれば安心・・・なんてもの。

そのような人の「自信」は「これだけ一生懸命にやっているのだから大丈夫」というような、「自信」です。でもそれは「不安」の裏返しでもあ
 
一方、「安心と自信」がある子どもは「ありのまま」で平然としている。

ありのままの 姿見せるのよ
ありのままの 自分になるの
何も怖くない 風よ吹け
少しも寒くないわ
悩んでたことが うそみたいね
だってもう自由よ なんでもできる
どこまでやれるか
自分を試したいの


ご存じ「アナと雪の女王」の主題歌のような世界。
 
では、どのように「不安」を取り除き「安心と自信」を保育で獲得していくのか・・・それは、池田先生の発表を楽しみに待ちましょう。



 

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