- 2018.02.10 Saturday
子どもたちのためにできること
開園16年という短い歴史だが、今回ほどインフルエンザの流行に悩まされた発表会はない。
もともと発表会に向けて練習一色になる保育ではないが、一方で創作劇などを遊びながら話し合いながら作り上げる時間を重ねるようなスタイルをとっているので、お休みする子どもが多く顔合わせもできないまま迎える発表会は保育士として悩ましかったに違いない。
登園許可を昨日もらい、一週間ぶりに保育園にきていきなり発表会を迎える子どもたちであっても今できる最高の自分を発揮できるように舞台裏では徐々に気分を盛り上げ。
子どもたちと目が合う位置に座り、安心と安全の空間を作り困った子どもが居れば、その子にさりげなくジェスチャーでメッセージを送る。
観客や保護者の皆さんには、「できた・できない」といった評価にならぬよう、担任が思う保育のねらいや子どもたちの育ちのポイントを自分の言葉で語る。
保育士たちは子どもたちのために、今できることは何かを考え努力し、そして、最後は子どもたちを信じて祈りながら子どもの表現活動を見守っていた。
そして、演技が終わり、舞台裏で一人一人に声をかけている姿に僕は感動を覚える。
保育士の仕事は専門性が高く、苦労も多い、でも、この人間的な営みのなかでこれからも保育をしていきたい。

人気ブログランキングへ一日一回応援クリックをお願いします!