最近保育士の仕事を分析する際に 子どもと直接接している「コンタクトタイム」と子どもと接していない「ノンコンタクトタイム」に整理し、ノンコンタクトタイムをどのように創出するのかがポイントになっているようだ。

 

確かに保育士に求められる専門性は高まる一方、記録に・保育計画・安全・衛生・事故防止等々、ノンコンタクトタイムに行わねばならない業務が膨大になっています。

 

そんな中、今年の2月15日 「ITの力で保育士の仕事を変える」というテーマで異業種の人たちが集まり共創型のアイデアソンを行い そこで語られたアイデアのひとつ「保育しながら記録する」道具・・・名付けて「保育カム」のプロトタイプ一号機が完成しました。

 

 

このスケルトンのケースで作られたカメラはただのカメラではありません。

 

子どもたちの遊びの様子を撮影する際に、「花子ちゃんが、ウレタンの積み木を三段積んでいます」などと口にすると、『花子ちゃん』という言葉がトリガーとなり、パソコン内の花子ちゃんのフォルダに勝手に記録が累積され、子どもの育ちの記録が作れてしまうのだ。

 

 

今後は発達のマイルストーンの言葉もトリガーとして登録していけば、育ちの履歴が記録されるだけでなく、子どもの発達のサインに即した個別な計画も立てられるようになるだろう。

 

パソコン内に見やすく分類され、職員の声もほぼ間違いなく音声認識された記録を見た時の感動をどのように表現してよいのかわからない。

 

実際に業務に活用できるようになるにはまだまだ乗り越えなければならない壁はあるだろうが、「こんなことが出来たら良いな〜」というドラえもんのような世界を感じた一日でした。

 

更にこのプロジェクトの中心メンバーである ITアンバサダーの大和田さんが作ってくれた手指操作のセンシングができる機械なるものも登場。

 

 

さらにこれを見ながら雑談するだけで次なる保育の専門性を見える化するための道具のアイデアが飛び交う。

 

保育士が「保育をしながら記録をとる」・・・そんな夢のような時代を感じさせてくれる時間でした。

 

また、保育の専門性が「保育の世界」だけで語られるのではなく、社会の中に認知させるためにもこれらの道具は価値があるのではないかと感じたのです。

 


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