戦争末期空襲を知らせるサイレンが鳴るたびに防空壕に逃げ隠れする生活が続く中、主人公の保育士 板倉楓が「私たちは、ただ子どもたちを預かっているわけではありません。あの年で芽生えてくる豊かな感性を文化的な環境で育んでいるんです」と怒鳴るシーンから映画は始まる。

 

 

そんな言葉が実際に叫ばれたかどうかはわからないが、国策で行われた学童疎開とは違い、この映画で描かれている「疎開保育」は、20代の若い保育士が子どもたちの命を守るために発案しおこなわれた実話という事実を考えると そのくらいの熱い子どもへの想いを持った保育士がいたのだろう。

 

 

小学生以上なら親元から離れて疎開させても大丈夫だが、就学前の子どもたちは親元から離れるのは・・・しかし、空襲の魔の手はどんどん近づいてく。

 

子どもと一緒にいても、疎開保育させてもどちらが正解なんてわからない時代に何もせずに現実を受け入れるだけでなく、行動を起こした主人公の苦悩は相当なものだっただろう。

 

困難が起こっても気丈に振る舞う楓が感情をあらわにして涙を流すシーンが2回ある。

 

自分が怒りをぶつけても受け止めてくれる上司の移動が決まったときと、53名すべての子どもを親元などに引き渡せた瞬間だ。

 

自分にのしかかる重責を感じた場面とそこから解放された場面だ。

 

 

号泣する戸田恵梨香をみて思わずもらい泣き。

 

戦争を起こさなかった平成最後の年にこの映画が上映されることに意味があるのかどうかはわからないが、不穏な時代に保育の専門家が子どものために何を基準に一歩踏み出すのかを考え直すためにも観てよかったと思える映画です。

 


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