考えてみると保育園という空間で仕事をするようになってからというもの「妬み」とか「嫉み」といった感情と出会う機会はすっかり無くなってしまった。

 

「羨ましい」とか「嫉妬」という感情よりも根深いこの感情は怒りや悲しみが背景にある・・・と思っている。

 

映画「子ども食堂」を観てきました。

 

 

ユウトの幼馴染タカシは育児放棄の母子家庭、食堂を営むユウトの両親はそんなタカシを心配し頻繁に夕食を振る舞っていた。

 

しかし、タカシは学校では「貧困」を理由に友人からいじめられ、それから逃げることもできない。

 

そんなタカシとユウトはある日、河原で車中生活をする姉妹と出会う。

 

 

純粋に「かわいそう」という感情が沸き上がるユウト・・・一方、タカシは自分よりも不幸に見えた姉妹に「優越感」をいだく・・・そんなシーンがあった。

 

僕は思った「タカシには養護が足りない」

 

保育は「養護と教育の一体的提供」と語られるが、この言葉の難解さのスタートは「養護」とは何ぞやということが理解しにくいということが原因の一つだと思っている。

 

以前、暴力や虐待といった社会的養護の現場にいた僕は「養護」とは行為ではなく、結果であると思っている。

 

養護とは「子どものココロに妬みや嫉みといった感情を生み出させない状態にする」ことだと。

 

生きていくうえでは悲しいことも つらいことも うまくいかないことも沢山ある、いろいろな感情が湧くこともあるだろう。

 

でも、人の幸せを願えなかったり、人の成功の足を引っ張りたくなるような状態にしてはいけないといつも考えていた。

 

そのためにオトナはなにをすべきか・・・それが「養護」だと思っている。

 

 

この映画は一見豊かに見える現代の日本のひずみを受けている子どもたちの姿を子どもの視点から描き出している。

 

傍観していてはいけない、目をそらしてはいけない・・・そんなズルいオトナの姿を子どもたちはちゃんと見ている。

 

そんな映画でした。

 

 

そうそう「子ども食堂」を観る前には「食の野望農園」で美味しいランチを食べていました。

 

 


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