これからも引き続きよろしくお願いします。
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想いはあるもののどこから、どのように始めたらよいのかといったノウハウもなく、手探り状態で半年間試行錯誤を続けている。
そんな現状の中、各施設の職員だけでなく、施設を側面的に支えてくれているステークホルダーの皆さんにも集まってもらい合同の研修会&対話のセミナーを開催しました。
ゲストスピーカーは横浜市の共創におけるキーパーソン二人。横浜市政策局の関口昌幸さんとYOKOHAMAリビングラボサポートオフィスの河原勇輝さん。
個人的には何度も一緒に活動させていただいているお二人だが、久良岐の現場職員とは初顔合わせ・・・どんな化学反応が起こるのか楽しみだった。
関口さんからは横浜市の現状を俯瞰した視点と具体的なデータを使って、これまでの思考や常識を変えていきながら社会課題の解決を図るといったパラダイムシフトを起こしていく必要性と 久良岐が忘れてはいけないマインドの大切さを熱く語っていただいた。
それを受け、河原さんはご自分の体験や今まで行ってきた社会課題というよりも、相手の温度がわかるようなローカルな地域課題に向き合っている生き様をお話しいただいた。
中途半端な保育福祉の専門家の講義よりもずっとリアルで刺激的なトークは聞いていた職員の心に何かしらのスイッチを入れてくれたのだろう、その後のグループでのトークはとても活発なものになっており、一緒に議論にかかわっていただいたステークホルダーさんとの関係ももっと違ったステージに建てたのではないだろうか。
12月には各施設からの地域福祉実践発表が行われます。
小さな一歩かもしれませんが今日の一日が大きなターニングポイントになるような気がしています。
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今日の撮影のために作った粘土などの作品を使って動画撮影に挑戦です。
小さな映画監督、小さな演出家たちはチームに分かれ3作品を作ろう・・・・と撮影に臨んだものの、自分のイメージしたようにコマを動かすのは簡単ではありません。
「ちょっと待って、手が写ってる!」「動かしすぎ!」
撮影前は和気あいあいと話していたのに、出来上がりのイメージが合わないと喧々諤々と議論が始まります。
遊びではあるけれど「本気」が伝わってきます。
でも、さすが年長児、ピリッとしたムードが続くのかと思いきや 作品を見直してみようと再生してみんなで観てみると「思ったよりいいじゃん」「画面から消えるかんじがいいね〜」とお互いを評価しあいゲラゲラ笑いあっている。
今回の太陽企画さんとのコラボは実は続きがあります。
2月の小さな表現者で子どもたちの作ったショートムービーの上映会をしたい!!
子どもたちのやる気は満々、でも、それが困難なことは職員が一番わかっている。
何故なら・・・100コマのシーンを撮影するのに20分・・・映像として見られるのが10秒ちょっと!
ストーリーが伝わるような作品まで作り上げることが出来るのか!
こうご期待です。
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子どもたちではなく、カメのあ〜ちゃんが良く食べるのです。
保育園に来た当初は4キロ台だった体重が、今では8キロ越え。
食事風景を見ていると気持ちよいくらいにバリバリ葉物野菜などを食べる姿はミニ恐竜のようです。
給食室からの余り野菜ではとても賄えず、今では保護者から寄付をしてもらいながら食糧難を凌いでいる現状を聞きつけた菅澤設備さんが、なんと2階のテラスにアクポニックスの設備を作ってくれちゃいました。
昨日は、その運用の説明会を兼ねて、錦鯉の入魚式(こんな言葉あるのかな?)
そもそもアクポニックスとは何なのか?
水産養殖と水耕栽培を掛け合わせた循環型栽培システムなのだ・・・・何々、難しい。
簡単に言うならば魚を飼って、その廃棄物を有機肥料として野菜を育てちゃえという画期的なもの。
しかし、生態系の循環を回していくには当然配慮事項などもあり、その勉強会も行いました。
SDGs・脱炭素・節水・エネルギー節約などメリットも多いのだが、水温くらいなら理解できるが、PH・亜硝酸塩・アンモニアのパラメーターといった言葉が飛び交うと保育士の表情が一気に曇る。
とりあえず、すべて勉強。ここで起こることもすべて保育として活用すべく楽しんでいきます。
菅澤設備さんありがとうございました。
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来月から会社を興し本格的にモノづくりを行っていくという夢のある話を聞かせてくれていた時の雑談中に「こんな木のおもちゃが合ったら良いな〜」と僕の思い付きトークが始まった。
木の素材のメモリーカード的なものがあればよいのに。
木肌は樹種によって違うから見た目だとか、触り心地だけで盲牌のように同じ樹種を当てるなんていいんじゃないか?
木のカードは8種各2枚であれば4×4のケースに入れられる
ケースは保育室の棚に入りやすい25センチ強が良いな(と言いながらメジャーでサイズ感を確認)
調子に乗った僕は、「コレ、ウッドデザイン賞いけちゃうんじゃないですか!」と勝手な夢を語っていたら、福本さんもノリノリで話を聞いてくれて・・・・
そして、2週間ちょっと経った今日、突現福本さん夫婦が保育園にやってきた。
そして、二人の手には、妄想120%セントで語っていたおもちゃが!!
感激した。
すぐに触らせてもらう・・・予想通り感触が違う、木の模様色も違う、香りもそして、重さまでも樹種によって違う。
完璧なメモリーカードだ。
オブジェとして飾っていてもお洒落だが、やはりここは保育園。
思い思いに並べたり、重ねたり、倒したりして青んでもらいたい・・・そして最後は「片付けが遊び化」するように!
そんな要望もちゃんと入っているではありませんか!
このおもちゃをくらき永田保育園だけのものにしておくのは勿体ない!
でも、まず保育園で遊んでみて改良点を探してみたいと思います。
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昨年度は「リフレクション」を深堀りした保育アップデートフォーラム横浜ですが、今年のテーマは「保育現場の対話」
応答的で対話的な…といったフレーズは耳にするものの僕たちは本当に「対話」を行っているのでしょうか?
今回はダイアローグ研究の第一人者 大妻女子大学の高橋ゆう子先生をメインゲストにリアルな対話とそこから産み出されるものを体験してみたいと思います。
また、二日目には5つの園からの実践発表に加え、対話のスキルを深めるために「コミュニケーショングラフィック」「レゴシリアスプレイ」など特別スキルアップ研修も行われます。
ウイズコロナになっても「保育の研修は密なんです」というくらい刺激的な時間となりそうです。
★今回は対面式のセミナーなので定員になり次第受付は終了させていただきます。
]]>一言でいうと6人のユニークな校長先生が公立学校で起こした子どもファーストな実践を紹介する映画でした。温かくてユニークな校長先生・現場の先生たちから紡ぎ出される言葉の数々が実に心地よく小気味がよく、こんな学校と就学に向けた学びの接続を語り合いたいなと単純に思える映画でした。
ネタバレにもなってしまいますが、私立じゃなくても、こんなに自由にできるんですという応援歌のような映画で、口火を切るのが60年間通知表や時間割がない「総合学習」が続けられている長野県の伊奈小学校学校は職場ではなく、子どもと教師の「人生の邂逅の場」であってほしいという言葉が印象に残ります。
次は「子ども同士が比べないというのが一番」と通知表を無くした神奈川県茅ケ崎市立香川小学校。通知表を無くすことが目的ではなく、保護者とともに子どもの成長を見守りたいというスタンスがいいですね。
さらに校則をゼロにした東京都世田谷区立桜丘中学校 の西郷校長は「公立学校も校長の裁量で大きく変えられます」 と校則をゼロにして、定期テストを廃止。栃木県日光市立足尾中学校 の原口校長は「マスクをしているというのは後々たくさんのリスクを負わせることになる」 と様々な文献を調べ上げ、専門家の意見を聞き、最後は自分の判断でコロナ禍でも運動会、修学旅行などすべての行事を実施。東京都武蔵野市立境南小学校 の「宿題なし、チャイムなし、校長の権威なし」の標語もよかったです。
そして、大トリはわが横浜市南区日枝小学校の住田校長。校長室を無くし「校長が機嫌が悪いのは犯罪です」 と気持ちよく断言。学校経営で最も重要なスキルは、校長がいつも上機嫌でいることと笑顔で締めくくってくれました。
保育園を運営する立場から言えば、学校という空間は子どもたち一人一人の「できるようになった」とか「わかった!!」という本来であれば楽しい体験を人との比較や一般的な指標と照らし合わせて評価しなければならないから抜け出すだけでもダイナミックな学びの変化が起こるのではないかと感じました。
学びの喜びを子どもたちの手に!・・・そんなことを再確認した映画です。
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園庭全てを使って、同時多発的に多様な水遊びが繰り広げられる人気イベント。
トリムの丘の頂上からは、たくさんの雨どいを使ってピタゴラスイッチ。
上流から水だけでなく、氷やペットボトルのキャップなど流すので、素材によって工夫が必要なのがこの遊びの面白いところ。
一方、泥の池の温泉に浸かったり、身体中に泥をぬたくって感触を楽しんできたり、みんな表情が最高です。
奇麗なプールでは、思い切り水をかけてもらい嬉しそうな歓声が響き渡ります。
次回の水フェスは8月10日、今度は絵の具という強力なアイテムが追加されるので、盛り上がること間違いなし。
暑い夏、水遊びの達人を目指します!!
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コロナが始まってから、今日のように同じ時期に子育てする人たちが家族で集まり、そして、他愛もなく話し、交流する機会が本当にありませんでした。
思い直してみると この2〜3年、何百ものママやパパの不安を耳にしてきました。きっとコロナ禍では子育てしている家族が小舟化していたように感じます。
不安なニュースばかりが耳に入ってくる荒れた海の中で遭難しようが、沈没しようが自己責任。
何もない穏やかな日は自由で良いな〜と感じられても「何か」小さな不安が頭に浮かんでくると、きれいに見えていた海の波が荒れ始め、強い風と真っ黒な雲が立ち込めてくる・・・そんな子育てをしていた方も多いと思います。
近くに安全な港があったり、同じ方向に航海している仲間がいたら・・・
くらき永田保育園は「場」の機能を大切にしています。
その「場」で大切なのは「する」をしないでも「いる」が認められる場所・・・何をしなくてもありのままで「居る」ことが大切にしたいと思っています。
今日のふれあいデーでは職員も参加者を「楽しませる」存在になる必要はなく、参加者の主体が現れやすくする方が大切ということを何度も何度も保育士に伝えました。
くらき永田保育園は楽しませてもらうようなエンタメ施設ではなく、むしろ、ふらっと立ち寄れる実家的な存在でありたいからかもしれません。
でも、そういった家族が拡張したような、支えあうなんて堅苦しさなんてないのに一緒にいるが感じられるだけで安心できるようなコミュニティがとても大切だな〜っと改めて感じました。
単純に子どもの姿を微笑ましいと感じたり、小さな成長を喜び合ったり・・・そんなことを大切にしながら繋がりあいお互い成長していけたら最高です。
今日、僕は何もしなかったけれど楽しかったです。
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お泊り会も18名がケガも、体調を崩すこどももなく「みんな笑顔」で終えることができました。
お迎えに集まった保護者に担任のS先生から感謝のあいさつを兼ねて楽しかった時間を伝えてもらうのだが、それを聞いてくれている保護者の皆さんの表情がとても穏やか。
きっと若手の保育士を自分の大きな子どものような気持になって「よく頑張ったね」と見守ってくれているようだった。
うちの保育園の保護者の皆さんは僕の自慢でもある。
保育士の頑張りをねぎらってくれたり、積極的に協力を申し出てくれたり、差し入れがあったり・・・最高だ!
担任のあいさつが終わると子どもたちが大きな荷物を持って登場。ママやパパを見つけると一目散に駆け出し抱き着く子もいれば、ちょっと恥ずかしそうに はにかみながらママに近づきギュッと抱きしめてもらったり…家族の数だけドラマがあることを実感する。
親元から離れて友達と過ごす24時間というイベントだが、こののり越え体験というか、通過儀礼は子どもたちにも職員にとっても大切な時間で、この一日が卒園まで、いや卒園後も子どもたちの心や行動に影響を与えてくれるのだ。
月曜日に子どもたちがどのようにお泊り会を感じたのか早く話を聞いてみたい。
昔なら「終わった〜、さあ、遊びに行くか!」という気持ちになっていたが、僕も歳を取ったのか「寝たい!」と初めて感じたお泊り会明けの朝でした。
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なんと夕食を食べている間に2階の保育室がコロボックルの森になってしまいました。
こうなったら探検の旅に出るしかないでしょ!!
最初の部屋には奇麗なキノコがたくさん生えていて、そのに現れたのはトンガリ帽子で竹ぽっくりで遊ぶコロボックルだ。
コロコロコロコロと高い声で一緒に遊ぼうと言ってきた。
僕たちが竹ぽっくりが得意なのを知らないのかな? こんなの簡単にクリアだ。
次の部屋にはキラキラした宝物を失くしてしまい困っているコロボックルが・・・
ここで会ったのも何かの縁だ! 仕方がない、一緒に探してあげよう。
探し物のキラキラボールを探したら、コロボックルからありがとうを言われたよ! そして、謎のパズルのピースを二枚渡されて・・・。
6枚たまったそのピースを組み合わせてみたところ!!!!
この後、子どもたちに何が起こったのかは是非、明日聞いてみてください。
コロボックルはこれが見たくて保育園に遊びに来たのかな?
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どうですか? おいしそうでしょ!!
ハムカツカレー以外は全部は僕たちが作りました。
一方、カレーを作ってくれた給食室の新人栄養士M先生は大事な行事の盛り付け初体験。
でも、子どもたちとのやり取りがたのしかったようです。
そして、みんなでいただきま〜す。
「う〜〜ん、旨すぎる」のポーズです。
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コロナだから出来ないではなく、こんな時でも子どもにとって必要であれば、どのように実施すればよいかを考える・・・昨年度からそんなスタンスで進んでいたこともあるので、お泊り会前後では様々な食育活動が行われました。
そして、当日の夕飯、子どもが作るのはミネストローネ!
以前は普通に保育で使っていた包丁だが、3・4歳での積み上げがない中、安全・衛生・事故防止を考えると包丁を使うには丁寧な導入が必要だ。
栄養士の先生とも何回も打ち合わせを重ねてきたこともあり、野菜を切る姿を見るだけでも感慨深さを感じてしまう。
子どもの姿を見ながら、個別に見守り、また、手を添えて・・・応答的に援助していく。
クッキングが終わるとお風呂タイムだが、入浴の待ち時間には川で拾ってきた石にストーンアート。
ポスカや絵の具を使って、石の形状に合わせて思い思いに描いていく。
同じような作品が並ぶのかと思っていたら、ひとりの作品の中でもいろいろな表現が・・・石をキャンバスにするって面白いなと教えられました。
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コロナ禍の影響もあって、大切な幼児期の様々な体験の機会を制限されている子どもたちなので、この一年は思い切り豊かな時間を過ごしてほしいという職員の想いが通じたのか天気も最高でした。
まずはバスに乗って コロボックルがいるかもしれないという森の中の源流へ。
保育園の園庭の大型遊具とは全く違った自然が作る「遊具」は登りたくなったり、くぐりたくなったり、ジャンプしたくなったりするアフォードを子どもたちに見せてくれるので どこもかしこも魅力的。
今年の梅雨は雨が少なかったこともあり、例年よりも水量が少ないのですが逆にどこも魚影が濃く、網でも小さな魚が掬えます。
用意していたセルビンの仕掛けにスルメ、鰹節、煮干しの三種類の餌をそれぞれ入れたところ、オイカワ、ドジョウ、ハゼ、スジエビ等々様々な生き物とも出会えて大満足。
生き物を捕まえる活動って最高の学びの機会だと思います。
森の中は涼しく、木漏れ日の下で遊ぶ子どもたちの姿が映画のシーンのようでした。
帰りのバスの中では疲れ切ったようにすぐに眠りの世界に入りましたが、道路がガラガラだったこともありあっという間に保育園に到着。
この後はスイカ割り、クッキング、そして、2階テラスの露天風呂・・・まだまだ楽しいことは続きます。
]]>訪問介護サービスに献身的に従事する松山ケンイチが高齢者42人を殺害したという内容の映画だ。
正直なところ映画を観るべきか、観ないほうが良いのか迷っていた。
なぜなら、障害者施設に勤務し、介護サービスに従事していた植松聖死刑囚が障害者45人を殺傷した「やまゆり園事件」と重なるところが多く、さらに、この映画の主人公も確信犯として殺人を行っている内容だとすると冷静に映画を観ていられるだろうか?と思っていたからだ。
やまゆり事件と共通項が多いと思っていたが、映画が始まってすぐに、これは別の次元で僕らに問われているものがあることはすぐに分かった。
映画で松山ケンイチが演じる犯人は、純粋に介護に打ち込み、そして、周囲から一目も二目も置かれています。
つまり介護のプロとして仕事をしている。
そして、障害者に対し優勢思想をもとに勝手に殺していった植松死刑囚の差別の思考とはあきらかに違って、映画『ロストケア』は安楽死や尊厳死に関わる話なのだ。
しかし、そうだからと言って人を殺めてよいわけがない。
福祉のプロである彼が、なぜ、「救い」のためにロストケアという選択をしてしまったのか?
そして、観ている僕らはこの殺人犯に共感の感情が生まれそうになるのか・・・
逆に長澤まさみが演じる検事の正しい言葉が、正しく僕らに響いてこないのはなぜなのか?
保育や家庭福祉の分野でも起こる「虐待」もそうだが、ただ間違っているという言葉だけでは片づけられない。
そこには家族関係、経済状況、当事者の生い立ち、そして、今の社会制度などなど、僕らは一人ひとり異なった状況を抱えて生きている。
その状況の中で正常な判断ができなくなってしまう可能性に僕らは共感してしまうのだ。
外部とのつながりがなくなり、SOSが届かなくなったら・・・それが想像できてしまう時代だから、この映画が成り立つのだと思う。
子育てする親も 障碍を持った人や高齢者と暮らす家族も日常生活から一つでも歯車が狂えば、子育てや介護という行為が苦しくなり
その対象者が「ただ居てくれる」という当たり前に疑いを持ってしまうのだ。
支えが必要だ、あらゆる孤立をなくしていかねばならない。
そんなことを考えさせられる映画でした。
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