保育士養成の大学から授業を依頼されることがある。
5年前くらいまでは、「援助技術」とか「コミュニケーション」といった内容を話す機会が多かったが最近では、ここ数年はなんと「保育」の話を依頼されるのだ。

僕にとってはありがたい話であるが、もっと現場のリアルな話を学生たちに伝えられる人材が現れなくてはいかんですね。

さて、本題。
コミュニケーション論などが専門と思っていた僕としては、講義だとしても”伝わらなければ意味がない”と考えているわけで、学生さんの力量やその場の空気によって話す内容や授業の進め方を変えてしまうスタイルをとっている。

依頼した先生や記録を取る人泣かせの授業である。

以前こんなことがあった。
授業内容「集団の遊び」・・・
僕は、アイスブレイク後、学生たちに人差し指を立てて「これで何を連想するか言ってみて!」と質問する。

180人いた学生はきょとんとするばかり・・・
近くにいた学生から答えていってもらうと
「一番?」
「人差し指?」
「お釈迦様?」
「つめが伸びてるとか?」と自信なさげに答えます。

別に正解・不正解があるわけじゃないけれど、「僕としては“この指とまれ!”って言葉を期待してたんだ」と伝えても、「あ〜〜」の反応もなかったのだ・・・
(それ以降他の学校でもこの質問はしないことにしています。)

結局、今の学生さん世代では 群れ遊びのサインすら伝わってないんだよね。
でも、それとは逆に共通の興味を持った子ども同士の集団遊びこそ、子どもの数が少なくなった現代では大切なわけでしょ。

たとえば、「この指とまれ」で鬼ごっこを始めたとする。
そうすれば、足、関節、腕、肩といった全身を使った活動であるし、
また、感覚、器官、骨格、血管等の発育にも繋がるし、
何よりも、楽しみ、創意工夫、仲間作り、ルール遊び、助け合い等々といったあらゆるものが「鬼ごっこ」には含まれるわけでしょ。

こんなこと説明するのもアホらしいよね。

さあー 流行らせようよ。
「この指とまれ」

「アカテガニ見学いくものもの この指とまれ。はーやくしないと 切れちゃうぞ。まだまだ切れない、まだ切れない 電気のタマ きれた!」

思い出してみて、誰かがこの言葉言い出すと なんだかわからないけれど面白いことが始まるんじゃないかって人差し指を掴んじゃったでしょ。

そんなわくわく感を体験してから大人にならないと・・・

えっ? 詳しい説明聞いてないって???

当たり前でしょ。僕はツアーを組もうって訳じゃないよ。
ただ、一緒に遊ぼうって言ってるだけだよ・・・

さーもう一回「この指 とまれ!」

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僕が密かに計画している「自然派人間増強計画」が着々と進んでいる。

8月2日(土)には 干潟の観察・アカテガニの産卵・ウミホタルの発光という豪華三点セットを企画したところ、思った以上に反響が大きい。

正直びっくりである。

うら若き乙女や子どもたちが、夜の海に浸かって自然観察したいと思わせるのだから、僕のトークもたいしたものだ。(ふむふむ)

中でもウミホタルに興味を持つ人が多いようだ。
ウミホタルを夜光虫と勘違いしている人もいるが、実際に日常の生活に関係ない物への関心ってそんなものなのだろう。

しかし、“ホタル”という響きは 子どもも女性も惹かれるものがあるのもわかる気もする。

ところで、このウミホタルというのは陸のホタルとはかなり違っているのだ。
大きさは2mmほどの節足動物で、言ってみればミジンコが大きくなったような生物と思えばよい。

そしてウミホタル捕獲のためには、餌(自宅の近所のスーパーで買ってきた豚のレバーをストッキングやみかんの網に入れる)がベストであるらしい。(人に聞いたんですけど・・・)

また、捕まえるための仕掛けも簡単で、コーヒーの空きビン等を準備してフタの部分にキリ等で穴をあけます。(ウミホタルは2伉度なので大きな穴は必要ありません)

あとはビンにヒモをつけ、漁港の防波堤(日中は砂の中にいるらしいので、やはり砂地が良いのかな?)から水底に沈むように投げ込むだけだ。ビンを投げ込んだら、しばらく置いておく。近所の料理屋でビールでも飲んで待っているだけ。

ビンを引き上げ、防波堤の上に置く。
その瞬間、青く光るものが見えれば、それがウミホタルだ! 
実はこのウミホタル狩り、ろくに下調べをせず適当に決行したわりにうまくいくところがミソらしい。

陸のホタルが黄緑色の光なのに対して、ウミホタルはブルーの光だ。ビンの中を開けると、ウミホタルが吐き出した(?)青白く光る海水と、その中で星のように光る無数のウミホタルたち。

幻想的な光景だ。
戦時中、日本軍はこのウミホタルを大量に養殖し、夜間の海戦で敵の艦の周辺の海面に散布し標的を照らし出すということを真剣に研究していたという。旧軍の研究者たちウミホタルの不思議な光に幻惑されてしまったのだろうか。

そして、現代発光ダイオードのクリスマスイルミネーションよりもウミホタルの光に魅せられる人々を増やしていくのが園長の裏の仕事なのだ・・・

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横浜の夏の恒例行事といえば、「国際花火大会」だろう。
昨年は台風で中止になったが、その風習が廃れることなく今年は51万人が集まったそうな。

横浜での花火は職場や自宅からも見えるためわざわざ現地にまで足を伸ばさないのだが、雑誌などで花火特集などが組まれると なぜかそわそわする自分がいる。

焚き火等の火遊びが好きな僕であるが、花火に関しては実は結構”びびり”である。

小学校の頃、近所に東大出身の何を仕事にしているのかわからない人がいた。木造一間のアパートの1階に住み、平日も自宅で過ごすことの多い怪しい人であった。

しかし、子どもは「正しい人」より「怪しい人」が好きであり。
僕は彼の魔力にはまり、学校帰りにはよくそのアパートに出入りしたものだ。

貧乏そうな彼の家ではあるが、そこには海外のコイン(貨幣)があり、それをひとつひとつ手にとって その国の話をしてくれるのだ。
刺激の少なかった時代に、この話は中途半端なテレビよりも僕の心を鷲づかみにしたのだ。

僕の住んでいる町は3と8の付く日は縁日がある。
そこで買ってもらった花火をやって「面白かった」という話を僕がしていると 彼は「花火をつくろうか!」
「えーーー 作れるの?」

彼は言った「紙と鉄とマグネシウムがあれば、線香花火くらい簡単に出来る」といって、近所の公園に砂鉄などを取りに行って、あっという間に線香花火らしきものを完成させたのだ。
ちょっと太目の不恰好な線香花火だったのを覚えている。
彼は続けて、「混合物を代えると 花火の色が変わるんだ・・」と化学の授業のような難しい話を小学生の僕に話してくれた。

その日は夜が来るのが楽しみで、弟や母親も 僅か一本の花火に期待していた。食事をさっさと済ませ、ろうそくに火を灯す。
家族全員を呼び寄せ、いよいよ花火の開始です。

ろうそくに花火を近づける・・・
なかなか火がつかない。
つかない・・・つかない・・・

ついた〜!!
その瞬間、ゆっくりと静かに瞬くように燃えると思っていた線香花火が
一気に大きな炎を上げて燃えだしたのだ。
びっくりして手を離してしまった僕。

期待して集まったみんなの微妙な空気。
父親が「白く燃えたな〜・・」とわけのわからないコメント。

翌日 東大出身の彼に報告をすると「あっ そう、失敗だった?」
怪しすぎる。

何でも自分で作ったり体験したりするのが好きな僕ではあるが、花火製造だけはお勧めしないのである。


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